ガラスの種類ーその4/5

ガラスの種類-その4

【合わせガラス(防犯ガラス)】
ガラスとガラスの中間にフィルムや樹脂などの特殊な薄膜をサンドイッチした構造をしたガラスです。強度も比較的優れいています。中間に使用される薄膜はUVカットの性能もあり、薄膜を多層にして強度を増したものは防犯用ガラスとして使用されます。ガラスを割って侵入する手口の「こじ破り」や「打ち破り」などでガラスが割れにくいため高い抵抗力を発揮します。

【熱吸収板ガラス】
日射の吸収を高めるためにガラスに金属(コバルトやニッケルなど)を添加したガラスです。ガラスに着色がされており、ブラック、グレー、ブロンズ、グリーン色が良く見られます。日射について30~40%程度吸収する特性を持っているため、省エネ効果もあります。透明のガラスよりは熱割れの可能性があります。選定にあたってはフィルム施工会社へご相談ください。

【熱反射ガラス】
日光をより多く反射するように、表面に酸化金属膜でコーティングしたガラスです。日射を反射させることで室内への熱の流入を低減し冷房の効果を高めるガラスです。光源がある側から見た場合、鏡のように反射して見えます。日中は外からは見えにくく夜になり、室内で電気をつけると屋内が外から見えるという特性があります。ガラス表面にコーティング処理を行っておりますので、お掃除の際に小石など混入した雑巾でのふき取りなどでコーティング膜を花が採用に注意が必要です。